第33回ドゥマゴ文学賞、淡交社刊「ミライの源氏物語」が受賞

「第33回Bunkamuraドゥマゴ文学賞」（Bunkamura主催）が４日発表され、淡交社刊『ミライの源氏物語』（山崎ナオコーラさん著、2023年3月刊）が選ばれました。

賞はパリの「ドゥマゴ文学賞」にちなみ、先進性と独創性を受け継ぎ、既成の概念にとらわれることなく、常に新しい才能を認め、発掘に寄与する目的で1990年に創設されました。毎年、「ひとりの選考委員」によって選ばれ、これまでも名だたる作品が受賞しています。

今年の選考委員の歌人、俵万智さんは選評で「『古典をなぜ読むのか？』という古くからある問いに対して、これほど明快で深い、それでいて新しい答えに、私は出会ったことがない」と評されています。