茶会記を楽しむための一冊

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『茶会記を読み解く 茶人の工夫と茶会の変遷』

   神津朝夫/著

 

茶会記とは読んでその通り、茶会や茶事の記録です。

弊社発刊の『淡交』を始め、各茶道流派の雑誌で掲載されていることが多いですね。

日時や席主だけでなく、道具組や懐石・点心の品書き、また仲間内での茶会では客の名前も記されています。

この茶会記を、情報量が多いから難しい、と思って読まれてない方はもったいない!

実は茶会記は古くから茶道史を知る上で、ひいては日本史の史料としても活用されているんです。

例えば、品書きを見ればその時代に何が食べられていたのかが分かりますし、とある歴史上の人物が客として参加している記述があることから、その人物が実在しているという根拠の一つになることもあります。

本書では、松屋会記や天王寺屋会記をはじめ茶会記の初期から近代までの23の茶会記原文から、変化していく茶会の実態と先人たちの創意工夫を読み解きます。

この書籍を使って茶会記を楽しく読みましょう!

 

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